ボートレース

【浜名湖ボート・GⅠ周年記念】浜名湖のファンの素晴らしさ


<記者コラム・森大輔の勝ち組の法則>

 普段はなかなか取材に訪れない管轄外のレース場に来ると、朝の時間帯はレース場内を周遊するのが楽しみの一つ。レース場ごとにファンの気質が違うのが興味深いところです。1Mを目の前にして観戦した3日目1Rでは、浜名湖のファンの素晴らしさを実感する出来事がありました。

 このレースは6号艇の渡邉和将が6コースからのまくり差しで3連単10万舟を叩き出し、1号艇で圧倒的な人気を集めた篠崎元志は6着。それでも篠崎にヤジや罵声を浴びせるファンは皆無。それどころか、勝った渡邉にあちらこちらのファンから拍手が送られたのです。自分の舟券に関係なく、素晴らしいレースをした選手をたたえる姿は、20年以上この仕事に携わっている人間としては感慨深いものがあります。

 今節のレース傾向はこの一戦を見ても分かるように、節を通じて強めのHS追い風が吹いている影響で、浜名湖のGⅠでよく見られるイン主導の流れにはなっていません。4日目も強めのHS追い風の予報なら、この流れは続くでしょう。そうなると、イン以外で誰がどこを得意にしているかは知っておきたいところ。この表を参考にして名前が挙がる選手を狙っていきましょう。

 ▼1R 徳増の前付け必至も宮之原は1着率の高い3コースを取れれば怖い。3―26―全。
 ▼3R 末永は今節苦戦も四つのコースで1着率ベスト5に入るすごさ。機力は上向きで軽視禁物。3―4=全。
 ▼8R 武田はムラ駆けだが一発の破壊力は満点。3コース1着率も秀逸。3―45―全。
 

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