【児島ボート・Aレディース】山口真喜子 過ちは繰り返さない
山口真喜子は3節連続で予選突破と勢いに乗っての参戦。ただ、前節の多摩川ヴィーナスシリーズ準優では「やってしまいましたね」と痛恨の勇み足。好調な流れに水を差す形になってしまった。
フライングの恐ろしさは自身が一番よく理解している。2022年には2節連続で3度のF。選手生命も危ぶまれるほどF禍に苦しんだ。ただ、F休みの間はからつで佐賀支部気鋭の若手たちと研さんを積み重ね、昨年9月の復帰2節目で白星を挙げるなどすぐさま成果を発揮。「最近はレースに出られているので、練習に行く暇がないですね」とうれしい悲鳴とともにレースできる喜びを噛みしめている。
今期はここまで自身初のA級昇格も視野に入れるまで勝率を伸ばしている。「今節、Sは気を付けて行きたい」と過去の失敗は重々承知。「道中勝負で頑張ります」。過ちは繰り返さず鍛えた腕でさらなる高みを目指す。