ボートレース

【蒲郡ボート(ナイター)GⅡレディースオールスター】長嶋万記 悲願の特別戦初V

同支部の仲間に囲まれてVを喜ぶ長嶋万記(中央)
同支部の仲間に囲まれてVを喜ぶ長嶋万記(中央)

 ファン投票で選ばれた人気女子選手たちが熱戦を繰り広げた、蒲郡ボートのGⅡ「第7回レディースオールスター」は最終日の26日、12Rで優勝戦を争い、1号艇の長嶋万記(41)=静岡=がイン逃げで優勝。G2以上初制覇を果たした。2着は3号艇の田口節子、3着は4号艇の鎌倉涼で、2連単、3連単とも1番人気で決着した。

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■ヒロイン

 インから圧倒した。これがG2以上13回目の優出だった長嶋が、悲願の女子特別競走のタイトルをついにつかんだ。レース後は「今の気持ちはすがすがしいです」と最高の笑顔。9489票を得てファン投票9位で出場した今大会。「ファンのみなさんは本当に大切な存在です。神様です」と、期待を大きな力にVロードを突き進んだ。

 予選得点率2位で突破。準優10Rはインから押し切り、同11Rで予選トップの遠藤エミが敗れて手にしたファイナル絶好枠。「緊張は経験の分か、大丈夫でした」。重圧がかかる全国発売競走の1号艇でも快ショットを決めてみせた。

 「ちょっと(レバーを)落としたけど足がきていたので持つかなと思った」と仕上がりに自信はあった。「自分の中でタイトル戦の意識はなく、普通の女子戦と思えるようになった」と肩に無駄な力が入ることもない。機力、気力とも充実させてのV劇だった。

 手が届きそうでなかなか縁がなかった女子主要競走を制したことで、今後に弾みがついたのは確か。それでも次の目標は「次節の三国の1走目にしっかり(調整を)合わせることです」とはにかむ。「正直、蒲郡が一番です」。大得意の水面でヒロインの座に就き、次走でも全力疾走を誓った。(横山佳彦)

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