【児島ボート・Aレディース】松瀬弘美　約10年ぶりのVまで届け！

〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉
 

　松瀬弘美は準優10R、道中4番手から2着争いでもつれる2Mの最内を差して一気に浮上。「いいエンジンの人ばかりの準優で2着になれてうれしい」と2022年8月以来のベスト6入りに表情もほころぶ。

　好素性機に恵まれた。ここまで白星ゼロながら、2着5本と着取りは安定。「前半が良くなかったので、ペラの片面をきっちりゲージを合わせて叩いたのが良かった」と要所での調整手腕も光り、さらには「優勝戦へはペラも両面叩こうかな。また当日考えてみます」と久々のVへ、さらなる機力アップも視野に入れる。

　今節オープニングセレモニーではゆずの「虹」を熱唱。「届け届け届け～」と歌に想いを込めて能登半島地震の被災者へ熱くエールを送った。「展開を突ける足。Sはコンマ10くらいを行ければ」。13年8月以来のVへこん身のまくり差しを届かせる。

　▼12R　松瀬の初Vは6コースからのまくり差し。機力のいい守屋と樋口でもつれればチャンスはある。6―124―1234。
　▼9R　優出逃した小芦だが機力は抜群。強攻策に出れば同じく足のいい神里に展開が向く。4＝5―1245。