【芦屋ボート・GⅠ九州地区選】新星・定松勇樹は前回覇者の末永和也を超える勢い
定松勇樹は昨年5月の芦屋で開催されたオールスターでSGデビューを果たすなど、活躍の場も広がっている。だが佐賀支部の一期先輩である末永和也は、前回大会でGⅠ初Vを飾るなど、定松の一歩先をゆく存在だ。
「和也さんはライバルでもあるし、仲のいいお兄ちゃん的な存在。若いうちに2人で地力をつけて一緒にSGに出られるように頑張ろうと話していて、刺激し合える存在です」と先輩への信頼は厚い。だがその定松は末永を越える勢いなのが、データで見えてくる。
定松の通算V数は8V。昨年11月から約3カ月で4Vを上げて、末永のV数に並んだ。通算1着数は末永の217に対して、定松は208と、その差はわずか9。末永が221走多いことを考えれば、1着率は断然上(末永=.197、定松=.237)だ。このペースでいけば、近いうちに末永の勝利数を抜く。
今節は末永が負傷による帰郷となった。定松にとっては同志の欠場は残念な限りだろうが、ライバルに追い付くチャンスともいえる。初日の転覆などで予選突破が厳しくなった定松だが、最終日まで全力を尽くして1着数を積み重ねる。
▼4R 石川の前付けで定松は2コース想定。S隊形が崩れれば外枠勢にチャンス。1=46―全。