ボートレース

【児島ボート・Aレディース】守屋美穂が大会連覇で2節連続V

 児島ボートのGⅢオールレディース「第35回瀬戸の女王決定戦」は7日、最終12Rで優勝戦が行われ、地元の守屋美穂が逃げ切って勝利。前節多摩川ヴィーナスシリーズに続く今年2度目、通算では33度目の優勝を飾った。2着は2号艇の樋口由加里、3着には4号艇の竹井奈美が入り、3連単は520円と人気の決着となった。

優勝カップを手にガッツポーズする守屋美穂

■ヒロイン
 最後まで人気に応え続けた。優勝戦は枠なりの3対3。前日の準優勝戦ではコンマ01と際どいタイミングだったが、この日も「一瞬、様子を見たけど、入っているかな」と10のトップSを放ち1Mを完封。他を寄せつけない横綱相撲で、歓声に沸くVゴールまで一気に駆け抜けた。
 Sもさることながら今節は機力も好調そのもの。前検では「ペラがいつもの形と違っていたので」と戸惑いもあった。だが、「片面叩いたら反応したので行けました」とすぐさま調整も手の内に入れれば「バランスが取れて乗り心地も良かった」と上位の足をキープし王道を歩み続けた。
 これで大会連覇、地元女子戦では5連続V。「児島を走るときはいつもより気持ちが入っている」と地元では気合も倍増する。「すごくうれしかった」とレース後の水上パレードではレスキュー艇の上から力強く手を振りファンの声援に応えた。
 次節は宮島でのGⅠ中国地区選。さらにその先には3年連続で投票1位選出となったレディースオールスター(びわこ)が待っている。「上の舞台でも戦えるように頑張りたい。見ててください」。誰よりも愛される児島のスターは、全国のファンの期待に応えるべく快走を続ける。(古賀正史)

レース後のウイニングランでファンに手を振る守屋美穂

 ◆守屋美穂(もりや・みほ)1989年1月20日生まれ。岡山県倉敷市出身。県立倉敷商高卒。2007年11月尼崎デビューの101期。同年12月びわこ一般戦で初勝利。13年の鳴門で初優勝。14年5月の福岡オールスターでSG初出場を果たした。女子選手でも屈指の人気を誇り、GⅡレディースオールスターは今年3年連続での1位で選出された。3度のGⅡを含み通算では33V。154センチ、45キロ、B型。

優勝戦の1周2Mを先頭でターンする守屋美穂

 

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