ボートレース

【クローズアップ】宮地元輝 このままでは終われない【福岡】 4、10Rに出走

 何とか第一関門を突破した。宮地元輝(36)=佐賀=は、2走8点の勝負駆けで迎えた4日目に1、3着で楽々ノルマを達成。序盤はなかなかリズムに乗り切れなかったが、今節初白星を挙げた3日目後半から、上昇カーブを描いて準優入りにこぎ着けた。
 ただ、機力には不満いっぱい。「最初よりは確実に良くて普通はある」と言えども、「吉川(元浩)さんや(常住)蓮とは足が全く違う」と機力上位との差を痛感。とはいえこのまま指をくわえるつもりはなく、「ギリギリまで何かやります」とネバーギブアップに姿勢を貫くつもりだ。
 それもそのはず、昨年は当地の周年でGⅠ初Vを決めて周年ウイナーに名を刻んだ。地元からつ以上の愛着がある福岡で、情けない姿は見せられない。「正直言って、初日DRの6着はショックだった。『結局、宮地はこんなもんか』と思われたくないんで、何とかしたい」
 今節が終わればSGクラシック(平和島)が待ち構えるだけに、愛する福岡で少しでも手応えをつかみたいところ。「優出までは持って行きたい」。血のにじむ努力と反骨精神でのし上がった男は、どんな苦境でも諦めない。SGウイナーの真価を発揮してみせる。(森 大輔)
 

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