ボートレース

【びわこボート・GⅡレディースオールスター】渡邉優美が連勝で一気に上昇/佐々木裕美は初の予選突破へ

3日目連勝の渡邉優美

 「やっと取れました!」。3日目前半6R、4カドまくりを力強く決め、今節初白星を挙げた渡邉優美の声が弾んだ。

 そして後半12Rは絶好枠でイン戦。11Rまで誰も逃げていないというイン受難の一日に「そのことはすごく意識していた。一人だけ逃げてやろうと思っていました」と持ち前の勝負根性は燃えに燃えていた。すると、スリットはコンマ04と抜群の踏み込み。これでレースの主導権をしっかり握ると、「誰もいなかったのでゆっくり回った」という落ち着いたターン。うねりに足を取られることも一切なく、危なげなく押し切った。

 今節は新たなペラの形に挑戦中。「びわこ用の形を教わって、それです。だいぶ調整が進んできました」と手応えになってきた。予選最後に残ったのは3枠。「いい位置ですね」。全速戦の威力を見せるには格好の枠番。最後も思い切って攻めて、少しでもいい準優の枠番を手に入れる。

3日目12Rの1周2Mを先頭で回る渡邉優美

 7度目の出場の佐々木裕美は大会初の予選突破へもうひと踏ん張り。前半2Rの6枠での3着に「私にとって価値が大きい。4日目の勝負駆けも頑張ります」。1走の4日目7Rは4着で6.00に到達。なぜか届かない準優入りを今年こそつかむ。

肩を並べて笑顔でレースを振り返る元山口支部の魚谷香織(左)と山口支部の佐々木裕美

 無傷の3連勝で突っ走っていた竹井奈美は枠なり2コースから4着。「回り過ぎでした」。急激な冷え込みに調整が追い付かずに快進撃はストップだが、それでもまだ2位タイ。4日目はまだトップに挑める位置には違いなく、気持ちを切り替えて臨むだけだ。

 それ以上にとにかく残念だったのが非常識Fに散った川野芽唯。3カドの高田ひかるを2コースで受け止める番組構成で「高田さんがすごく伸びていたので、レバーを落としきれなかった。熱くなりすぎてしまった自分に負けた」と反省しきり。昨年に続く年末入りをにらめば35日間のF休みは非常に痛いが、今の状況でベストを尽くし、一円でも上積みしていく。

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