ボートレース

【児島ボート・ルーキーS】井上忠政が貫禄V

 児島ボートのルーキーシリーズは25日、12Rで優勝戦が行われ、シリーズの主役・井上忠政(27)=大阪・119期・A1=が最後も貫禄の勝利。全艇0台Sの優勝戦は、コンマ04のSでイン速攻。ルーキーシリーズは初、通算で8回目の優勝を飾った。2着に兵庫の宮田龍馬、3着に大阪の佐々木翔斗が続き、近畿勢3人が上位を占めた。

 ■ヒーロー

 今節は井上の独壇場。前節、小野達哉が優勝した66号機を引き当て前検から気配は上々。初日12Rで昨年7Vのイン・定松を差し切り。4日目連勝で予選トップに立ち、準優、優勝戦で逃げて王道Vを決めた。終わって見れば圧勝だが、児島は事故点96の水面。無事故で走り抜く強い決意で自分と向き合い続けた。

 「節間ずっと足は良かった。Sもビックリするほど見えていて、②(佐々木)が速いと感じて直前で放った」と冷静に対処。「正月レース後の博多で事故(落水)して、ボートに乗るのが怖かった。最近いいハンドルを入れられなかったが、この優勝で自信が付いた」と本来のキレ鋭いターンで頂点を極めた。

 スターの登竜門であるルーキーシリーズは初制覇。「ケガをせず無事故で走っていれば見えてくるものがある。謙虚に平常心で走る」と目の前の一走に集中。その先にはGⅠ、SGの舞台が待っている。

通算8度目、ルーキーシリーズは初の優勝を果たした井上忠政

 

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