ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】麻生慎介 最後は〝らしさ〟で勝負

福岡2連続優出を決めた麻生慎介

 重圧に耐えきった。準優1号艇トリオのトップバッターとして登場した麻生慎介(38)=広島=は、インからゼロ台のトップSを決めてイン逃げで快勝。「原田(才一郎)君が伸びていたので、絶対にSで前にいないといけなかった」。超抜パワーを誇る原田に対して、自らの持ち味でもあるS力を前面に押し出して難局を乗り切った。

 機力は決して悪くない。準優に関しては、「出足が甘くて、回ってからの立ち上がりで止まっていた」と出足系に難を抱えていたがこれは伸びる原田対策を施していたからこそ。「ジカまくりを食らわないためにペラを伸び寄りに調整していただけなので、優勝戦は回り足のいい形に戻す」。最後は自信を持つ実戦足の良さを生かして勝負に出る腹積もりだ。

 これで当地は昨年9月の一般戦から連続で優出。以前は苦手にしていたと話すが、通算でも6回目の優出とあって水面は手の内に入れつつある。「A1キープへ勝率も上げられたし、もう嫌なイメージはないかな。この前は同じ3号艇で6着だったので、今度はいい結果を残したい」

 優勝戦も準優と同じく右隣には超抜パワーの原田。準優と同様に難しいかじ取りを強いられるが、最後も迷わず〝らしさ〟を見せるのみ。「原田君を受け止められるか分からないけど、とにかくSを行くしかない」。赤色のカポックで、最後の勝負手として代名詞の強S一撃を繰り出す。(森 大輔)
 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena