ボートレース

【浜名湖ボート(サマータイム)ルーキーS】藤原碧生が逃げ切って初優勝 デビュー2年4カ月

デビュー初優勝を飾った藤原碧生

 浜名湖ボートのルーキーシリーズ第5戦「スカパー!・JLC杯」の優勝戦が17日、12Rで行われ、藤原碧生(23)=岡山・A2=がインからコンマ09のSを決めて1Mを先制。3コースからまくって出た中山翔太や2コース差しを狙った砂長知輝を退けて、逃げ切り1着ゴール。デビュー初優勝を飾った。2着は中山、3着は砂長が入った。藤原は2021年9月登録の129期生。デビュー2年4カ月、優出5回目での美酒だった。

 

■ヒーロー

 一気に逃げ切って笑顔で引き揚げてきた藤原。「ありがとうございます」の声がピットに響き渡った。「緊張しました。まくってくる人がいなかったので自分のターンに集中できました。いいターンだったと思います」


 インからコンマ09の全速S。豪快に1Mを回ったら直後には誰もいなかった。「あとは転ばないように慎重に回りました」。思い切ったターンができた要因は最後に施したペラ調整。「一番いい状態で行けました。三村選手にペラを見てもらって違う形に叩いたら伸びが良くなって、出足も落ちなかった」と同じ岡山支部の先輩のアドバイスで自信を持ってレースに臨めた。


 「ウイニングランでスタンドにいっぱい人がいて、手を振ってくれて、びっくりしました」と初めて見る景色に初優勝を実感した。昨年は2本のFを切ってリズムを崩していた時期もあったが、今期は勝率をアップさせてA1級昇格まであと一歩のところまできている。レース後、仲間や先輩たちによって水神祭が行われ「これからもいっぱい優勝できるように安定感を出していきます」とさらなる飛躍を誓った。 (外山謙一)
 

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