ボートレース

【戸田ボート・SGクラシック】枝尾賢に初の準優1枠 峰竜太と柳生泰二「ちょうどいい枠番」

 3日目を終えてトップタイだった枝尾賢が、思わぬ形でSG初の準優1号艇をゲットした。4日目の2走(7、12R)はどちらも中止で、前日の得点率8.50を保ったままで予選をフィニッシュ。同得点率だった吉川元浩も同じく中止で、最高タイムの差は逆転できなかったが、3日目までの頑張りにより、準優1号艇を確保できたことは前向きに捉えたい材料だ。

 初の1号艇にも気負うことはない。「気持ちを入れすぎて、これまで何度も失敗してきましたからね。いつも通りに臨むだけです」。その姿勢は一節ずっと変わらない。予選のインはすんなり逃げ切れなかったが、2Mで逆転しての白星。「今節は流れがいい」。自然体で走ることで、目の前に訪れる好展開を次々とものにできている。準優も余計なことは考えず、1Mの旋回だけに集中する。

高得点率を保ったまま予選を終えた枝尾賢。右は勝負駆けのレースが中止となり予選敗退が決まった羽野直也

 枝尾に次ぐ順位が6位通過の峰竜太。「荒れた水面でもレース足を中心に足は良かったですよ」と、いつも通りの快活コメント。「準優2号艇ならちょうどいい」。戸田への苦手意識を今度こそ払拭するため、優出切符は確保したい。

談笑する佐賀勢。左から、準優2号艇の峰竜太、予選落ちの定松勇樹、準優6号艇の末永和也

 同じく準優の枠番を「ちょうどいい」と歓迎したのが準優10Rで3枠の柳生泰二だ。選出下位のために予選で1枠が巡らず、中枠を中心に戦ってきたことはもちろん、「スリット近辺がいい」という機力の特徴も生きる位置。「山口代表として頑張る」。白井英治と寺田祥は無念の敗退。頼れる先輩たちに代わって、SG初のベスト6入りへ挑む。

 前田将太と末永和也は6号艇での準優入り。それでも前田は「(インが強くない)戸田ですからね。準優に進みさえすればチャンスはある」。末永も「展開を突く準備はしておく」と目を光らせる。末永はくしくも、大師匠である峰と同じ12R。ワンツーを目指して、持ち前のハンドルの切れ味を披露する。

準優6枠でも自信をのぞかせる前田将太(中央)。左は低調な機力で苦戦が続く宮地元輝

 

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