ボートレース

【多摩川ボート・GⅠ周年記念】毒島誠 GⅠ戦15度目V

2大会ぶりにウェイキーカップを制した毒島誠=東京中日スポーツ提供

 多摩川ボートのG1開設68周年記念「ウェイキーカップ」は11日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の毒島誠(39)=群馬=がコンマ09のSで逃げを決め、2大会ぶり2回目、G1は昨年9月の桐生66周年以来となる通算15回目の優勝。賞金1000万円を獲得。2着は池田浩二、3着は深谷知博が入った。

■ヒーロー
 次節に向け、最高の弾みをつけた。インからトップSを切った毒島が力強く先マイすると、外から迫るライバルは誰もいない。前検から準優まで、どこかしっくりこなかった調整も「よく仕上げられたと思います。全部が良かったですね」と最後は納得の状態で笑顔があふれた。

 近況は不調続きだった。昨年末のグランプリシリーズや、2節前の児島一般競走では、優勝戦1号艇まで勝ち進みながら、勝ち切れなかった。それだけに「すごい緊張しました。最近はグレードを勝てる自信がなかったので。でも、勝ててすごい気持ちが楽になりました」とふっ切れた様子だ。

 今後の目標はこれまで通り「変わらず目の前の一走一走をしっかり走りたい」。今年初のSGとなるクラシックが来週には待っている。多摩川で不振脱出のきっかけをつかみ、今度は平和島でビッグタイトルを全力で取りにいく。

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