ボートレース

【ボートレース】2世レーサーら奮闘 粒ぞろいの134期はレベルが高い期

 134期の最年長、香月大輝(23)=福岡=は現役レーサーの大介を父に持つ。教員を志していたが、大学2年生の時に芦屋で父が10年ぶりの優勝したレースを見て、気持ちを動かされて同じ道を目指すことを決意した。記念競走は6、4着。「思い切りレースができた。同期のみんなが迎えてくれたのを見て、これが養成所で最後のレースかと思ったら、一気に気持ちがこみ上げました」と胸を熱くした。5年以内にA1レーサーになることを目標とする。

現役レーサーの香月大介を父に持つ大輝

 齊藤廉(19)=福岡=は小学4年生のときに行った2分の1成人式で「レーサーを目指す」と両親の目の前で誓った。父は現役レーサーの仁。廉は養成所チャンプ決定戦に6号艇で出場したが結果は4着。「Sが遅れたけど、全速で行けた」とレースを振り返った。修了式後に仁は「レーサーとしての成長はもちろんだけど、人間としても成長してもらいたい。アドバイスはできる範囲でするけど、身近な選手や一緒になった選手にいろいろ教えてもらえるように頑張ってほしい」と言葉を贈った。

修了式を終えた​父の仁(左)と廉の齊藤親子

 萩原秀人を父に持つ丈太朗(19)=福井=も養成所チャンプ決定戦に出場。1号艇を手にしていたが、惜しくもチャンプの椅子を逃すこととなった。秀人は修了式後、「師弟については丈太朗次第。現場が一緒になったら、先輩としての顔を見せていこうと思う」と激励。丈太朗も「レーサーとしていろんな技術を教えていただきたいです。お願いします」とレーサーの大先輩となる父に敬意を払って応えた。

修了式を終えた父の秀人(左)と丈太朗の萩原親子

 また、占部教官は1年間の訓練を終えた134期を総括。「自分が見てきた期の中では全体的なレベルは高い。リーグ戦は全員が違う優勝者、そういう意味でもいい期だと思う。今後どのような成績を残していくか楽しみにしている」。養成所を巣立っていく教え子たちへの期待を膨らませた。

『養成所チャンプ決定戦』に出走し、4着の齊藤廉(左)と2着の萩原丈太朗

 

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