ボートレース

【若松ボート(ナイター)ルーキーS】定松勇樹 逃げて2度目V

昨年9月の下関以来、通算2回目の優勝を果たした定松勇樹
昨年9月の下関以来、通算2回目の優勝を果たした定松勇樹

 若松ボートのルーキーシリーズ第4戦「植木通彦フェニックスカップ」は最終日の13日、12Rで優勝戦が争われ、1号艇の定松勇樹(21)=佐賀=が、コンマ09の快ショットで逃走。昨年9月の下関ルーキーシリーズ以来、通算2回目の優勝を果たした。2着に3号艇の尾上雅也、3着に2号艇の高橋竜矢が入り、3連単は5番人気で決着した。

ヒーロー
 デビュー4年目で初めての予選トップ通過と優勝戦1号艇。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの定松を象徴するような一節間だった。

 頂上決戦は3号艇の尾上が、石川真二を思わせるようなピット離れで一度はインに潜り込んだ。ただ「進入が深くなるのは覚悟で回り直した」とインを奪い返すと、「必死に勘を思い出して、いいSが行けた。1Mもいいハンドルでいいターンだった」。とても21歳と思えない強心臓を見せた。

 タッグを組んだ61号機の機力も不安はない状態。「2月に地区選を走らせてもらえて、こういう感じにっていうのがあった。いい調整ができた」。新しい記憶を細かにたどって、自信を持って出陣した。

 節間中にはうれしい知らせもあった。5月に芦屋で開かれるオールスターの出場選手が発表。4565票もの支持を集め、超フレッシュな年代でSG初出場の切符を受け取った。「ファンの方には感謝でいっぱい。投票して良かったと思ってもらえるようなレーサーになりたい」。底知れぬポテンシャルを持つ“令和の怪物”の、手をつけられなくなる姿が楽しみでならない。 (荒木翔吾)

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