ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)一般】下河誉史 心技体が整い復調

5期ぶりのA級復帰が確定的な下河誉史

 地元で勝負に出る。下河誉史(41)=福岡=は現在勝率(昨年11月~)6.03と5期ぶりのA級復帰が確定的で、初のA1昇格まで視野に入る好調ぶり。今節が終わるとF休みに入るので今節が今期最終戦。それだけにボルテージはこれでもかというほどに燃え上がっている。

 一時期はA級に定着していたが、現在4期続けてB級暮らし。その理由は明白。持病のヘルニアが悪化していたからだ。「正直言って引退を考えたほどにひどくて…。でも、いろいろ治療法を試して、前期(昨年5~10月)の終わりぐらいから痛みが消えだした。今期は本来の自分のターンができるようになったことで、成績も戻ってきました」

 やはりボートレーサーは体が資本。心技体の欠けていた部分が戻ったことで復調を遂げた。

 体調だけではない。「B級だった2年間もペラ調整は一生懸命やっていたので。今に生きています」。成績がままならない中でも、決して腐らず仕事に向き合っていたからこその復活劇でもあるのだ。

 〝体〟が復調したことで〝心〟も前を向けている。「気持ちが前のめり過ぎて、前々節にFを切ってしまったんですけどね」と苦笑いするが、メンタル面での復調も明らか。完全にやる気のスイッチが入っている。「エンジンもペラ調整でもっと出そう。今節はやりますからね。期待してください」。華麗なる復活劇をA1初昇格という最高の結果で終わらせてみせる。(森 大輔)

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