ボートレース

【住之江ボート(ナイター)GⅠ周年記念】瓜生正義 3年半ぶりGⅠ制覇

 6日間にわたって熱闘を繰り広げた住之江ボートの開設67周年記念「太閤賞」は最終日の29日、12Rで優勝戦を争い、1号艇で人気を集めた瓜生正義(48)=福岡・76期・A1=が逃げ切って勝利。通算90回目、GⅠは2020年10月の平和島周年以来となる21回目の優勝を飾った。2着は丸岡正典、3着にはコンマ00とタッチSを踏み込んだ谷野錬志が続いた。

21回目のGⅠ優勝の瓜生正義

 瓜生がイン逃げでライバルを制圧。通算では21回目のGⅠ制覇を成し遂げた。優勝戦は、6艇が全てゼロ台と壮絶なスリット合戦。「うまく合わせ切れず、反応は悪かった」と仕上がりは決して本調子ではなかったが、丸岡の猛追を振り切り、住之江では初のGⅠタイトルを勝ち取った。

 22年6月に日本モーターボート選手会代表に就任。優勝は21年12月に当地開催のSGグランプリを制して以降、丸2年以上も遠ざかっていたが「昨年の年末にそれに気付いてふがいないと思った。勝ちたい意識も薄かったかも」と危機感を抱く。だが、SG11冠を誇る実力者の手腕はモノが違う。前走のびわこ一般戦で2年3カ月ぶりに優勝を果たすと、今節はGⅠで頂点に上り詰め、完全復活モードに入った。

 「またグランプリに出られるように頑張ります」と熱い決意を胸に〝戦う選手会代表〟はボート界の最前線で走り続ける。

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