ボートレース

【ボート王国九州・山口!】山田康4度目優出へ貪欲 【平和島】

4度目のSG優出へ、存在感を示す山田康二=東京新聞提供
4度目のSG優出へ、存在感を示す山田康二=東京新聞提供

 14人参戦の郷土勢の予選突破は3人。徳山のグランドチャンピオン(6月)へ勝負駆けだった山口支部両者は予選で敗退し、地元SG参戦への挑戦はここで終了。特に何とも惜しかったのが大峯豊。4R3着で6・00で予選を終え、「あとは祈るだけ」と見守ったが19位。上位着順差という小差で涙をのんだ。

 突破は3人だけとはいえ、内容は相当に濃い。羽野直也が2位、篠崎元志が3位で、準優1枠の3席のうち2席を占める活躍だ。

 羽野はまた一つステップアップ。SGで初めて準優1枠をつかんだ。「ここから先の経験値が自分には少ないので、緊張はあす(5日目)からですね」と構えるが、「楽しみです」と余裕の笑顔。緊張感を受け入れる精神的素地が備わる証拠だ。罰則によりG1出場停止が待っており、「SGで頑張る」という今年の必須テーマが早速、果たせそうな情勢だ。

 篠崎は白星ゼロでの準優1枠。十分な機力の何よりの証明だろう。初戦の6枠で2着という価値ある走りを無駄にしなかった。「今節はいいペラ調整ができている。慌てることなく、この仕上がりを崩さないような調整がしたい」。どっしり構えて、第二関門も突破してみせる。

 予選突破のもう一人は山田康二。素性抜群機の一つを相棒に予選7位。3年ぶりのSG参戦でも大いに存在感を見せているが、これでホッと一息、なんてことは全くない。「全部が良くなることがない。エンジンの素性の良さを思えば、これでいいとは言えない。いろいろ考えて調整します」。4度目のSG優出へ、貪欲な構えを貫き通す。

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