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周回展示の1周1Mで2号艇の西村拓也が１号艇の菅章哉より先に回る
10月27日ボートレースびわこ11R準優勝戦の周回展示で珍しい「〝再〟周回展示」が行われた。
スタート展示は、チルト3度にした1号艇の菅章哉（37）＝徳島・105期・Ａ1＝がダッシュを選択。S展示の並びは、スロー２・３、ダッシュ１・４・５・６の2対４の隊形。
S展示が終了後、通常ならばHSを1号艇から順に周回展示に入るが、1号艇の菅が右側を何やら気にしている。HSが映し出されると、すでに2号艇の西村拓也（38）＝大阪・98期・A1＝が菅を追い越し加減。いざ、周回展示に移るころには2号艇の西村が先頭で、1周1Mも2号艇の西村が先頭で回った。
その後「艇番通りの周回展示ではなかったため、再展示」のアナウンス。全艇ピットからの発艇で再度の周回展示となった。
「モーターボート競走競技規程」の第8条(周回展示航走の方法)には、周回展示でのこのようなケースに関する項目はない。1号艇の菅が2番手となった周回展示後も、全艇2周の周回展示航走を行いピットへ戻り、その後の再展示でも全艇が問題なく展示を完了した。その後のレースも成立しているため、展示航走でいったん前後した両者に罰則は課せられていない。
なお、このレースはS展示通りの進入。3カドから菅が仕掛けたが、イン西村が1Mを先取って逃げ切り勝ち。まくり差して伸びた大野芳顕が2着を取り切り、3連単２－４－５は3880円（14番人気）の決着となった。
