競馬

ヴァレーデラルナ重賞初制覇 JBCレディスクラシック 【盛岡】

盛岡10R、JBCクラシックを制したヴァレーデラルナ(右)。左は2着のグランブリッジ=東京中日スポーツ提供
盛岡10R、JBCクラシックを制したヴァレーデラルナ(右)。左は2着のグランブリッジ=東京中日スポーツ提供

 3歳のニューヒロイン誕生だ。3連勝中と本格化の兆しを見せていたヴァレーデラルナが重賞初挑戦で躍動。牝馬最強を決めるビッグレースで一気に頂点へと駆け上がった。岩田望もパートナーの懸命の頑張りにニッコリ。ガッツポーズを繰り返し喜びを表現した。

 大外枠も何の。「いい形でスタートを切ったので、2番手ぐらいでもいいと思いました」と岩田望。素早く内に進路を取ると、予想通り逃げたサルサディオーネの外でこれをマーク。人馬一体となり息を入れると、直線で自慢の末脚を爆発させ豪快に突き抜けた。

 「栗東から13時間かかっていますからね。湿った馬場でしたし、タフなコース。馬を褒めたいし、血統の裏付けもあるけど気持ちが強いです」。藤原英師のこの言葉からすれば追われる立場になっても心配はないだろう。ヴァレーデラルナの今後の活躍が楽しみだ。(森田雄喜)

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