テリオスベル重賞初V クイーン賞 【船橋】

「第68回クイーン賞」(Jpn3・ダート1800メートル)は30日、船橋競馬場で行われ、単勝3番人気のテリオスベルが2コーナーでハナを奪い、そのまま押し切って重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分54秒4。2馬身差の2着にグランブリッジ、さらに7馬身差の3着にショウナンナデシコが入り、JRA勢が上位を独占した。
5度目の重賞挑戦で念願の初タイトル獲得。スタートはいまいちだったが、鞍上が押して押して前へ。「手応えが良かったし、持久力という持ち味を生かしてこの馬を信じて追っていました」。ハナにたった後は12秒台の厳しいラップを刻み、後続を見事に完封。自身、2019年函館スプリントS(カイザーメランジェ)以来の重賞Vとなった江田照は「オーナーと話してこういう競馬になりました」と、会心の勝利を振り返った。
一方の田島師にとっては初の交流重賞制覇。「(前走後は)大きな疲れもなくこの子らしさがありました。ハイペースでもいいぐらいの馬でいい展開でした。賞金を加算できましたし、今後は牝馬交流重賞を中心に使っていければ」と、今後のローテを口にした。