メイドイットマム快勝 東京2歳優駿牝馬 【大井】
大井競馬の「第46回東京2歳優駿牝馬」(S1・1600メートル)は31日、第10Rに15頭が出走して争われ、2番人気のメイドイットマムが1分41秒7で優勝。キャリア7戦目で初タイトルを獲得した。4馬身差の2着に10番人気のボヌールバローズ、さらに鼻差の3着には8番人気のサーフズアップが入り、1番人気のアレナルは5着に敗れた。
2022年のラストを飾る重賞で、メイドイットマムが最高の輝きを放った。「スタートが決まり、うまく運べました」と自身は2連覇となった本橋孝。好位の内で息を入れると、直線は外に進路を変え、豪快にひと伸び。最後は余力残しで他馬を突き放した。
「僕の指示にしっかり応えてくれて、いい伸びを見せてくれました。でも、こんなに差をつけているとは」と鞍上がたたえれば、これが南関東での重賞初勝利となった石井勝師は「想定より前で展開できました。勝つ時はこんなに鮮やかに勝てるのですね」と喜ぶ。23年は飛躍を目指す一年となるが馬体や精神面など、これからどんどん成長してくるはず。栗毛のニューヒロインは、さらなる活躍をもって陣営を大いに喜ばせることだろう。