【佐賀・球磨川賞】1月27日　8R　ダイリンウルフ差し切り狙う

■8R球磨川賞の検討■
　ダイリンウルフが差し切りを狙う。佐賀オープンで重賞1鞍を含む4勝。昨夏から秋にかけて北海道営に移り、A1特別を完勝した戦歴を残す。再転入後は3戦して勝ち星こそないが、前走3着とデキを上げてきた。今回の7頭立てメンバーなら主役に浮上。

　ロトヴィグラスは全国交流のゴールドスプリントで9着。先手を奪ったものの、早めにかわされて失速してしまった。ただ、この相手であれば持ち前のダッシュ力を発揮してハナに立ち、マイペースの逃げに持ち込める。

　キングキャヴィアが直線追い比べにかける。ゴールドスプリントは中団から追っての5着は健闘だろう。4走前にA級準重賞を勝ち、ツボにハマった時は侮れない。570キロ前後の馬体を誇り、パワーは十分。

　ウインヒストリオンは相手なりに走る。3走前のウインターチャンピオンではダイリンウルフに先着する3着に善戦。地味な存在ながら無視できない。

■厩舎情報■
　◎ダイリンウルフ・調教担当騎手　「状態はいいですよ。外枠ですし、競馬はしやすい。ペース、展開を見ながら器用なレースができます」
　○ロトヴィグラス・石川倭騎手　「状態は変わらずにきています。逃げスタイルですから出足を生かして力を出したい。この馬の競馬ができれば」
　▲キングキャヴィア・中川師　「前走と変わらないデキをキープしているよ。交流重賞で5着だったし、ここも頑張ってほしい」
　△ウインヒストリオン・井樋師　「前に行って最後の脚を使ういつものレースをやってほしい。行き脚も決め脚も本来のものとは言えないかもしれませんが、7頭立てはやりやすいと思います」
　×アイメイドイット・山田義師　「逃げてこその馬ですが、今回はハナにこだわっていない。隣の枠の馬と2頭で前へ行って、どちらが最後まで力が残っているかでしょうか。ただ、今回のメンバーは強い」
　ダイモーン・調教担当騎手　「前走は前へ行きすぎたのが敗因。中団で外めを進む競馬ができれば、このメンバーでもやれると思います」
　シウラグランデ・三小田師　「馬の状態は平行線。ここはメンバーが強い感じだね。ゲートを出たところの位置取りで進みたい」