サウジのG1、日本馬初制覇
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【リヤド共同】競馬のサウジアラビア国際競走は25日、リヤドのキングアブドルアジズ競馬場で行われ、世界最高の1着賞金1千万ドル(約13億6千万円)のサウジカップ(1800メートルダート、G1)は吉田豊騎乗のパンサラッサ(6歳牡馬、矢作芳人厩舎)が1分50秒80で優勝した。日本馬初制覇。
パンサラッサはスタートから先頭に立つと他馬の追い上げを許さず、ダート初参戦で栄冠を手にした。G1は昨年のドバイターフ以来2勝目。日本馬は6頭が出走し、3着にカフェファラオ、4着にジオグリフ、5着にクラウンプライドが入った。
騎手として最後のレースとなったJRAの福永祐一はG32レースに臨み、エコロアレスに騎乗したサウジダービーで12着、リメイクに騎乗したリヤドダートスプリントは3着だった。同騎手は3月から調教師に転身する。
日本馬はこのほかに参戦したG3レースのうち、1351ターフスプリントをバスラットレオン、レッドシーターフハンデキャップをシルヴァーソニックがそれぞれ制した。