競馬

グランブリッジ重賞4V エンプレス杯 【川崎】

強力な末脚で重賞4勝目を挙げたグランブリッジ=東京中日スポーツ提供
強力な末脚で重賞4勝目を挙げたグランブリッジ=東京中日スポーツ提供

 第69回エンプレス杯(Jpn2・ダート2100メートル)は1日、川崎競馬の第11Rで牝馬10頭が出走し争われ、単勝1番人気のグランブリッジが直線で力強く抜け出して圧勝。2分18秒7の勝ち時計で前走のTCK女王盃に続く重賞4勝目を挙げた。2馬身半差の2着は2番人気のヴァレーデラルナ、さらに首差の3着に3番人気のテリオスベルが入った。

   ◇   ◇

 「返し馬から馬が苦しそうだった。今日できる走りでレースを組み立てた」と川田将。グランブリッジはスタートでやや出負けして序盤は位置取りを悪くしたが、冷静に状況を判断し無理せず中団で折り合ったあたりはさすが。2周目の3コーナー手前でペースが上がると、これを見逃さず進出を開始。直線で闘志に火が付いた後は、自慢の瞬発力で一気に突き抜けてみせた。

 「砂をかぶったのは勉強になった。それでも勝ち切ったのはこの馬の能力の高さ」。こう話したように局面を打開できる対応力に川田将も満足げ。まだ4歳を思えば息の長い活躍が期待できそうで、「前走から祐一(福永)さんより手綱を引き継ぎ無事に2連勝することができた。お互い学びながらグランブリッジと進んでいけたら」と鞍上は言う。新ダート女王の挑戦は始まったばかりだが、その可能性は計り知れない。

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena