福永調教師、3冠達成服で引退式

日本中央競馬会(JRA)で騎手として歴代4位の通算2636勝を誇る福永祐一調教師(46)が4日、阪神競馬場で行われた騎手としての引退セレモニーに臨み、集まった1万人以上のファンに「幸せな騎手人生だった。これからは応援してもらえる馬を送り出していきたい」とあいさつした。2月末で引退し、調教師に転身した。
20年にコントレイルとのコンビで無敗の3冠を達成した際の勝負服で登場。笑顔でファンに応えていたが、武豊騎手ら関係者から花束とともにねぎらいの言葉を贈られると、涙をこらえられなかった。
天才ジョッキーとして名をはせ、レース中の落馬事故で引退した父の洋一さんも車いすで参加した。