【久留米競輪（ナイター）GⅠオールガールズクラシック】「一番いい状態」と好調の杉浦菜留が快速捲り

　杉浦菜留が一撃を放った。2日目7R、最後尾で戦況を見極めると、2角捲りの野本怜菜―板根茜弥の2人を追走。杉浦は野本のスパートの勢いが衰えるよりも早く、さらに上を捲って力強く乗り越えた。終3半で〝勝負あり〟の快走。3連単2万6970円をたたき出した。

　「初日より落ち着いていました。初日は緊張して、何もできずに終わった。2日目は思ったよりも自転車が出た」と初日予選の戦いを悔しがった。

　好調を自負している。前検日には「しっかり仕上げてきて、一番いい状態だと思う」と話していた。最終日も「出し切るレースをする」。緊張感から解放されて、見事なGⅠ初勝利。最終日は初日同様かそれ以上に相手が強くなるが、再び大穴を提供してくれそうな雰囲気が漂う。

　▼11R（杉浦菜留）　坂口楓華に先着できればビッグな配当。7―1―全、7―23―1、236―7―1。

　▼8R（加瀬加奈子）　102期のガールズ1期生は今回3人がGⅠに出場。そのうち小林莉子と野口諭実可が決勝に進んだ。1期生のエース格だった加瀬も負けてはいられない。2―136―1346、2―4―1。