競輪

【いわき平競輪・GⅠ日本選手権】古性優作が快走も「井の中の蛙。自信もプライドも伊豆に置いてきた」

 古性優作が、近畿で確定板を独占する好走を見せた。2日目の特選10R、唯一のライン3車となる近畿の先頭だった古性は、7番手に下げながら戦況を見つめた。単騎の清水裕友が鐘3角で先頭に出る展開でスピードが上がらないとみるや、終HSで強烈カマシ。終2角では3車がきっちり出切って、好展開をつくりあげた。

 最後は南修二に差され、同県の先輩に通算300勝をプレゼントする形になったが、「自分を信じてしっかり走れた。3人で決まったことが何よりうれしい。それが一番良かった」と声を弾ませた。

 4月上旬の川崎記念の後に4日間、伊豆のナショナルチームの練習に参加した。「こてんぱんにやられた。自信もプライドも、伊豆に置いてきた。自分の弱さを気づけていなかった。大阪で練習していただけでは井の中の蛙(かわず)、すぐに強くなるわけじゃないけど、4年後が目安。それまでにみんなより成長しないとトップになれない」。年間GⅠ3VのMVP男が、長期的なプランで成長戦略を練ろうとしている。今大会の行方も気になるが、4年後の競輪界はどうなっているのか、楽しみに待ちたい。

2日目10R、近畿での確定板独占をもたらした古性優作

 

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