【久留米競輪(ナイター)FⅡ】山中崇弘、同姓の師匠譲りの決め脚連発で好調キープ
競輪公式HPの「keirin.jp」では各選手の師弟関係が確認できる。自分は時折、気になる選手に師事する経緯などを聞いてみるのが取材の一つの楽しみになっている。
「親子とか親戚ではありませんよ。血のつながりはまったくないです」と話したのは山中崇弘。師匠は同県で地元記念を制した実績もある山中貴雄で、同姓ということを受けての回答だ。「僕に競輪選手を勧めてくれた方が貴雄さんと知り合い。その流れで貴雄さんを紹介してもらった」。同じ名字だからという安直な理由で弟子入りしたわけではなかった。
そんな崇弘だが近況は師匠譲りの決め脚が発揮している。「前の選手のおかげ」と謙そんするが、今節は初日に差し切り勝ちを収めると、2日目5Rは先行ラインに切り替えて、4番手から追い込み3着。来期は約3年ぶりの2班復帰が決まり、今期も2班の点数を取る勢いと好調だ。▼最終日の11R決勝は「前節の完全Vした向日町のレースが良かったので」と稲毛知也の番手戦。稲毛マークから持ち味のタテ脚を繰り出して、2回目の優勝を決める。3―27―1247。
▼10R(井寺亮太) 「昨年9月の四日市で溝口君を倒して、20万車券だったんですよ。再現狙います」とアピール。その言葉を信じてアタマに期待。2―345―1345。