競輪

【武雄競輪・GⅢ開設記念】桐山敬太郎が2年の背骨治療を経て本来のフレームで戦闘開始

 

 桐山敬太郎の状態がようやく上がってきた。初日7R、差し切って白星発進を決めた。

 2022年3月の大垣記念最終日に落車。背骨の棘突起(きょくとっき)を骨折した。「5本折れて、それがくっついて動かなくなった。ハリ治療などでようやく動くようになってきた」と2年の治療が実って快方へ向かっている。「大して重要な骨ではないと思っていたら、今までで一番大変です。背骨が曲がらないので、大きなサイズのフレームに体を起こした感じでしか乗れなかった。それが、前回から昔のフレームに戻している」と乗り慣れていた自転車で参戦している。

 「そりゃあ全然違いますよ。何十年もそのサイズのフレームで走ってきて、フォームもそれで固まっていた。自分に合った自転車にようやく乗れたので、ここからです」。2度のGⅠ決勝を経験するなど南関の主力として戦っていたが、最近は100点を切るなど低迷していた。「ここまで2年かかりました」。101点まで競走得点を戻してきたが、持っている力はそんなものではない。逃げも捲りも位置取りも、何でもできるオールラウンダーの完全復活は近い。

 ▼10R(桐山敬太郎)嘉永泰斗―山田庸平の九州勢に、シビアな位置取りで挑む。157BOX、15―7―39。

 ▼9R(青柳靖起)浅井康太はダービーでの落車で左脚の状態がまだまだ。地元コンビにもチャンス。124BOX、24―245―245。

初日7Rで白星を挙げた桐山敬太郎

 

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