競輪

【武雄競輪・GⅢ開設記念】根田空史が250バンクでパワーアップ、岩本俊介に続く飛躍へ

 2予7R、根田空史が意表を突いた先行を見せた。前攻めから赤板で中団に引いたが、「いつもなら引いちゃうけど、相手も相手だしそれだときつくなる」と判断。外並走してきた岩谷拓磨―北津留翼―上田国広に位置を明け渡さず我慢した。赤板2角では「橋本瑠偉君がずっと内を空けていたので。めったにやらないんですけど…」とすかさず加速。内外線間を進んでマークの佐藤友和―小野大介とともに内から出切り、先行態勢を築いた。最後は佐藤に差されたが2着に粘り込み、ラインで確定板独占。人気の北津留は後方に置かれ、BSからの猛追も届かず敗退した。

 ダービーでは強風に悩まされた根田だが、この日は「距離が長くて、ゴールはどこなんだという感じ。でもいわき平よりもバンク自体は軽い」と手応えありだ。「初日に長い距離を行って刺激を入れた分、体がパリッとした。アップから感じが良かった」と上向いている。

 この夏で36歳を迎えるが、自らのパワーアップを実感している。「千葉の250でスピード練習ができているのが大きい。岩本さんも同じだと思う」。先日、40歳で初GⅠ決勝を経験した同期の練習仲間・岩本俊介を引き合いに出した。2度目のGⅢ制覇はもちろんだが、視線はまだ見ぬGⅠ決勝へも向いている。

 ▼12R(根田空史) 今なら清水のパワーにも対抗できる。19―3―1579、3=5―19。

 ▼9R(藤原憲征) 今期は96点台と苦戦しているだけに、今節で得点アップを狙う。北津留が本調子ではなさそうなだけに、確定板のチャンスは十分。136BOX、3=6―25。

連日積極的な競走で準決に進んだ根田空史

 

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