【武雄競輪・GⅢ開設記念】深谷知広の背中はデカかった 貫禄逃げで志田龍星に差させず快勝
深谷知広が2日目からの連勝を決めた。準決11R、打鐘でカマして主導権を奪ったが、自身のハコに中部勢がハマるという裸逃げの苦しい展開。それでも悠々と押し切った。
「自分の中で別線が来られないようなペースを作れた」。その言葉通り、番手に入った志田龍星らの反撃を封じてみせた。深谷と初対戦だったという志田は「余裕はあったが…。自分が弱かった。深谷さんの背中はデカかった」と2着での決勝進出にも、喜びはなくうつむき加減だった。
今年初Vを懸けて戦う決勝12Rは根田空史が目標。準決で清水裕友を封じた先輩のスピードを借りて、昨年9月GⅡ共同通信社杯以来のグレード優勝へ突き進む。