競輪

【武雄競輪・GⅢ開設記念】立部楓真が地元の開設記念で初白星 「連勝で終えます」

 3日目、立部楓真が厳しい展開を乗り切って、初の地元開設記念で1着をもぎ取った。初日は金ケ江勇気とワンツーを決めたが、2予では終BSで車体故障があって8着。敗退となっても戦いは続いている。

 この日の選抜4Rは地元の意地を見せて捲りで制した。前受けから脚を使った立部は、柿本大貴が先頭の関東3車の後位へ。だが終HSで酒井拳蔵に内をすくわれ、外に浮かされてやや失速した。「いつもならしゃくられて終わっていた」という状況になったが果敢に踏み込み、強いBS向かい風を切り裂いて前団に襲いかかった。番手捲りの岡田征陽をパワフルに乗り越えて、スピードを保ったまま先頭でゴールした。

 2日目を終えて「(山田)英明さんや金ケ江さんにセッティングを見てもらった」。ハンドル幅を狭くして、「もうちょっと自分のものにすれば良くなりそう」と手応えはある。今期は2度の失格があり、102・96の競走得点をさらに上げないとS級キープが難しい。「(A級には)落ちませんよ。ここも連勝で終えます」。派手な言動はないが、地道な鍛錬を重ねて来期は初のS級1班。ようやく開花してきた葉隠戦士が、最終日も奮戦する。

 ▼8R(立部楓真) 自分の勝利だけを狙って戦える単騎戦。パワフルな捲りで地元の声援に応える。7―139―1349、7―4―3。

 ▼12R(浅井康太) 2月の高松記念決勝は町田太我―松浦悠士―香川雄介―福島武士の中四国勢を撃破。昨年11月の四日市記念決勝は脇本雄太を捲りで下した。どちらも自力でのVだったが、今回は志田龍星をマークできる。GPで2V・3連対率87%の成績で分かる通り、ここ一番での集中力は抜群。通算500勝をVで飾る。9―2=14578。

最終日8Rも制して連勝で地元開設記念を終えたい立部楓真
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