【高知競輪・FⅡ全プロ】清水裕友がSPR賞を初制覇
高知競輪のFⅡ「2024年度全日本プロ選手権自転車競技大会(全プロ)記念競輪」は26日、最終日の12Rで決勝戦が行われ、清水裕友(29)=山口・105期・SS=が、先行した犬伏湧也の番手から抜け出して1着。SPR(スーパープロピストレーサー)賞初制覇を果たした。直線で鋭く伸びた単騎の荒井崇博が2着。中団から外を踏み上げた寺崎浩平が3着に入った。

■ヒーロー
絶好の展開でキッチリと勝利をつかみ取った。豪華メンバーによる戦いを制したのは清水だった。
犬伏に前を任せて、後位は松浦が固める超強力布陣。犬伏が前団をたたいて最終ホームから先行。清水は車間を切って援護すると、最後は決め脚を発揮して抜け出した。
初日優秀は好位からまくって快勝。SPR賞は番手戦での1着。「今年前半は勝ち切れないことがあった。今回は勝ち切れてよかった」と笑顔。一方で「(3番手の)松浦さんと決められなかった反省はある。自分はライン決着が少ないように感じるので、精度を上げていきたい」と気を引き締める。
次走は前橋GⅢ(6月1~4日)、そして岸和田のGⅠ高松宮記念杯(同11~16日)へと向かう。中四国勢の主軸として、大一番へ抜かりなく仕上げていく。
◆支援金 高知市(桑名龍吾市長)は、全プロ記念競輪の収益金から、日本プロフェッショナルサイクリスト協会を通じて、公益財団法人・日本自転車競技連盟(橋本聖子会長)に500万円を拠出。