競輪

【佐世保競輪(モーニング)FⅡ】村上順規 現役続行に望みをつなげる連対確保

 村上順規が価値ある2着を手にした。初日3Rは神尾敬冬―嶋貫高大ラインの3番手。神尾の強烈な2角捲りにしっかりと追走し、直線では口が空いた嶋貫をかわした。「3着で勝ち上がれるだけでもうれしいのに…。まさか2着とは。嶋貫君が踏み出しで離れずに神尾君に付いてくれたおかげです」と笑顔を見せた。

 現在、代謝争いの真っただ中でボーダーよりやや下。一つでも上の着を取って点数を上げないと、7月には引退を強いられる。「最近はレース前から緊張して不安でいっぱい。とにかく必死で、初日も最後は自分のことしか考えていなかった」と現役続行を懸けたサバイバル勝負に挑む心境を語った。「前回の大垣から成績は盛り返している。変えたとかはなくて、いつも通り一生懸命やっているだけだが、何かかみ合ってきた感じがある」。少しずつだが上昇ムードだ。

 2日目準決7Rはシリーズリーダーの稲毛知也ラインの3番手回り。初日同様にライン3番手から一つでも上の着順を取って、来期以降の現役続行に弾みをつける。▼7Rは瀧本匡平が早めに前の稲毛を交わしにかかれば、村上に連入のチャンス。35―6―35。

 ▼3R(上原直樹) 同県先輩を背負う平川慎太郎の突っ張り先行が濃厚で、展開に恵まれそう。佐賀ラインの3番手から初日不発に終わったタテ脚を繰り出す。4=5―123。
 

現役続行を目指して一つでも上の着順を取りたい村上順規
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