競輪

【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】20万車券の立役者・藤井將「決勝は3番手の勉強をして」最後は中割り?

カメラを向けると必ず変顔をつくろうとする藤井將

 準決ラストの9Rは大波乱になった。人気を集めた中川聖大の5番手捲りは、中団から先に仕掛けた戸田康平の動きもあって4着まで。そんな混戦を制したのは藤井將。戸田追走の4番手から内に進路を取ると、逃げ粘る丹波孝佑までもすくって一気に抜け出した。
 3連単20万5970円の立役者は「全て戸田さんのおかげ。仕掛けてくれたから、コースができた」と最敬礼すると、頭の中で勝ち上がったメンバーを整理して「中国ラインだし、決勝は岡山2人の後ろを固めます」と宣言した。
 追い込みの番組が次第に増えてきた藤井が「最近になって覚えたことがある」と切り出した。「ライン3番手の選手って最後は外を踏むのが鉄則と思ってたけど、そうじゃないんですね。(別線の選手から)中割りされないためにも、コースをふさぐようにして前2人の中に入るんですね。最近になって知りましたよ」
 追い込み選手からすれば常識だが、まだまだ〝新米〟の藤井からすれば、目からうろこの話。「決勝は3番手の勉強をします。で、最後に中が空いたらズボッと行きたいなぁ(笑)」。4月に続く当地連覇へ妄想を膨らませていた。

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