【小倉競輪（ナイター）FⅡ】岡本翔が弟弟子の出現に奮起「自分もいいレースを見せたい」

　開幕戦のチャレンジ1Rは岡本翔がスピード捲りを披露。2着の真崎章徳に6車身差をつけて圧勝した。

　赤板で、別線の機動型のライバル真崎と見合ってしまうという意外な展開。「赤板で誘導を切って、ジャンから行く作戦だった。でも真崎さんは突っ張る作戦じゃなかったみたいで…。消極的なレースになってしまった」。お互いの思惑がズレてまさかのスローペース。4番手に収まって結果的には捲り切れたから良かったものの、まず考えていた打鐘からの反撃ができずに天を仰いだ。

　今期はA2の点数が取れそうだが、うかうかしていられない事情がある。自らと同じく渡部哲男に師事する125期・船山真生がルーキーシリーズで6走オール3連対と結果を残した。「どんどん後から掛かっていくタイプで、練習で追走していても差せない。強いですよ」。弟弟子の本デビューは7月1日が初日の当地小倉とあって「自分もここでいいレースを見せたいですね」と意気込んでいた。