【小倉競輪(ナイター)FⅡ】尾崎睦が狙うのは「ヒットじゃなくてホームラン」
<記者コラム・森川和也の追走一杯>
ガールズ予選1の6Rは、本命人気を背負った尾崎睦が2角2番手から捲って快勝した。
尾崎の後位は周回中から三宅玲奈と蛯原杏奈で並走。もちろん行けるところから「しっかりと力勝負をしようと思っていた」が、仕掛けるタイミングによっては番手に林真奈美が入ってしまう。「そうなったら面倒だなって少し考えてしまった」。ちゅうちょしている間に3番手の林がHS前から先に叩くと、尾崎はこの動きを追いかける形で番手に収まり、2角から強引に捲ってねじ伏せた。
「HSからは行こうと思っていたのに」と思い描いたスパートこそできなかったが、それでも中3日の詰まった日程でも白星スタートできたことには納得の表情。次走がGⅠパールカップ(岸和田)が待っているだけに「ここでヒットじゃなくて、ホームランを打ちたい」ときっぱり。残り2日間も勝利に照準を合わせた走りで、自分らしさを表現する。
