競輪

【熊本競輪】7月の再開へ向け4日に模擬レース、地元18選手が集合

完成した熊本競輪場のバンク
本番さながらの検車作業を見守る合志正臣(左端)

  熊本地震以来、休催が続く熊本競輪場では7月20~22日に、8年3カ月ぶりにレースが開催される。これに先立って4日、模擬レースを行う。3日はその前検日。熊本支部の選手18人が同競輪場に集まり、自転車の検査などを本番さながらに行った。

 模擬レースに出走する西島貢司支部長は、「8年ぶりの開催なので、選手会、JKA、熊本施行者の総意で模擬レースを行うことになった。課題が見つかればそれをつぶしていけばいい」。課題の一つだった敢闘門からの入場、レース後の退場、選手紹介という開催時の流れを何度もシミュレーションして確認した。「とりあえず無事に終わった。明日また細かいことを確認していきます。みんなで力を合わせて、7月の本場開催を成功させたい」と、額に汗を光らせながら真剣な表情を見せた。

 時松正副支部長は、誘導員として模擬レースに参加する。「検車場は地震の後ずっと、廃虚のような状態でした。この雰囲気に戻って感慨深い」と語った。

 4日の模擬レースは、5車立て6個レースを予定。出走15人、誘導員3人が、開催を想定して2回走りする。

 ◆模擬レース参加選手=西島貢司、合志正臣、中村雅仁、佐方良行、東矢昇太、上野優太、緒方将樹、山川奨太、北川大成、池田伍功羽、米村光星、田中会心、徳永泰粋、半田誠、小山峻汰(以下誘導員)礒田義則、時松正、廣田樹里

2角手前のビジョンは以前のままで、その下の傾斜が500バンクだった走路跡。400バンクに改修され、ビジョンと走路に隙間ができた
指定練習を終えて笑顔の時松正、後方は西島貢司
敢闘門からの入場をシミュレーションする礒田義則(手前)ら熊本支部の各選手
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