競輪

【前橋競輪・GⅢ開設記念】小林泰正が完全Vで初のGⅢ制覇 地元も初優勝

 前橋競輪のGⅢ開設74周年記念「三山王冠争奪戦」は4日、最終日の12Rで決勝戦が行われ、眞杉匠の先行に乗った小林泰正(29)=群馬・113期・S1=が番手まくりで完全優勝した。まくった平原康多に続いた佐藤慎太郎が2着、平原が3着。小林は初のGⅢ優勝。地元前橋での優勝も初めて。

初のGⅢVを完全で飾り王冠を掲げる小林泰正

■ヒーロー
 デビュー7年目で待ちに待った記念優勝を最高の舞台で成し遂げた。小林は「ラインのおかげでここまで来られました。同期が活躍しているなかで僕だけ取れてなかったので、取れてよかった」の言葉には実感がこもる。スタンドの声援も大きな力になったが、勝因は同期の眞杉が気持ちの入った突っ張り先行にほかならない。「これは勝たなければいけないと思った」。渾身(こんしん)の力でペダルを踏み抜くと真っ先にゴールを駆け抜けた。

 ひとつの悲願は達成したが、もちろん通過点。「眞杉や森田と比べると自力では劣っていると感じる。もっと逃げの決まり手を増やして、今度は前後逆になってもやれるように頑張りたい」と、精進を誓った小林。間近に迫ったGⅠ高松宮記念杯(岸和田)でどこまでやれるか、大舞台での活躍が目に浮かぶようだ。

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