競輪

【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】北津留翼が「いろいろ試したけど結局全て元通り」で完全復調

 

今月通算500勝を達成した北津留翼

<九州王国 再興へ>

 北津留翼は、今月3日に通算500勝を達成した。デビューから約19年、39歳での達成は、史上56人目(1983年4月以降)の中でもかなり早い部類だが、4月10日の497勝目から12戦連続の白星なしと、足踏みもあった。

 「新しい部品や自転車をいろいろ試していたら勝てなくなって…。結局、1周回って全て元通りです」と、約2カ月の〝1着空白期間〟に苦笑い。「北九州の若松区に住んでいるので、小倉のバンクはそんなに近くない。それもあって、日ごろは山でマウンテンバイクで練習しています。それで、練習ではなく本番で試すことが多くなるんです」。元に戻してからは2節で4勝、2Vの固め勝ち。17年前に初のGⅠ決勝に乗った大会で、暴れ回ってくれるはずだ。

 パールカップ出走の児玉碧衣は大会連覇、そしてGⅠ連覇を目指す。「オリオンビール」のTシャツを着て報道陣の前に出現。「この前、初めて沖縄に行って、浮かれて買いました。山原さくらさん、小林莉子さん、久米詩さんも着てくると思いますよ」とリフレッシュをアピールした。

 「昨年はここを勝ってグランプリ出場を決めたら、気持ちが切れた面がある。今年は自転車に乗らない時期をつくってみようと思って、前回の西武園までは練習で乗りませんでした」。4月末のGⅠオールガールズクラシックから約3週間、自転車に乗る練習をせずに過ごした。思い切った調整法とも言えるが、それでも連勝を15に伸ばしての岸和田入り。「今回の直前の練習では、すごくタイムが良かった。自信を持って走りたい」。抑揚を付けた調整法が吉と出そうな雰囲気だ。

岸和田入りはダークグリーンの洋服だった児玉碧衣

 

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