競輪

【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】平原康多が眞杉匠マークから42歳のバースデー勝利

 平原康多が42歳のバースデーを、自ら白星を挙げて祝った。初日9R、前を任せた眞杉匠が中団から打鐘で踏み上げて先行。平原は車間を切りながら差し切った。「きょうは前に出ているラインで決まっていた。眞杉が出れば決まるし、根田君に出られたら逆にまずかった」。眞杉もそれをくみ取って先行し、好結果を生んだ。

 今年の平原は3月の玉野記念、4月西武園記念、5月のダービーに全プロ記念、今月は前橋記念と、繰り返し眞杉をマークしている。今回は眞杉が菅田壱道に抜かれて3着となり、平原は「残したかった」とワンツーが完成せず残念がった。とはいえ前回は眞杉の復調が著しく、平原は抜き損じて2着。眞杉―平原は本調子に戻る中で、徐々に成熟した連係となりつつある。

 「誰にも言っていなかった。この年になるとうれしくないですよ」と平原は誕生日アピールすることなく静かに過ごしたが、「終わってみれば良かった」と白星を挙げて笑顔は絶やさなかった。初GⅠ制覇、翌年も連覇を飾るなど、大津びわこで行われていた20代では相性抜群だった大会で、10個目のGⅠタイトルへと歩みを進めた。

42歳の誕生日を勝利で飾った平原康多

 

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