競輪

【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】浅井康太が500勝 同期の北津留翼に続く達成

 浅井康太(39)=三重・90期=が12日、岸和田競輪の2Rで1着。通算500勝を達成した。2005年5月の選手登録(デビューは同7月)から19年1カ月での達成。S級が新設された1983年4月以降では、今月3日に玉野競輪で達成した北津留翼(福岡・90期)に続く57人目(男子では53人目)。

通算500勝を達成した浅井康太

 浅井は、鐘4角スパートの藤井侑吾を好マーク。直線で藤井を2着に残しながら差し切り、後位の山口富生と確定板を独占した。5月12日に〝リーチ〟をかけてから「勝たないといけないというプレッシャーはあった」と、1カ月を要した節目勝利にホッとした笑顔を見せた。「ダービーで落車(ゴール後)して、武雄記念は脚がほとんど動かない状態だった。肋骨(ろっこつ)も治ってきて、トレーニングもできるようになった」と復調がもたらした勝利。「藤井君の先行一車だった。しっかり勝ち切ることを考えた」と、このレースで決める覚悟だった。

 ビッグレースVからは5年7カ月遠ざかるが、中部のエースとしてまだまだタイトルを量産できる力を持つ。「これからも競輪と向き合い、自分と向き合っていきたい」。今後も勝利数だけでなく、GP2V、GⅠでの3Vに続く、中身の濃い1勝を追い求めていく。

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