競輪

【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】松井宏佑が敗退ピンチをパワーで乗り越え準決進出

 松井宏佑が、激戦の2予を2着で突破した。4日目7R、菅田壱道を先頭に4車連結の北日本勢が突っ張り先行。中団には佐々木悠葵。松井は「後ろになってきつかった。最後に踏んで届くように行こうと思った」と8番手からの強襲を狙った。

 中団から、関東3車の先頭の佐々木悠葵が先に2角捲りを放ったが、3番手の神山拓弥が離れた。松井はスピードをもらえず、先頭との差が詰まらないピンチ。BSで捲りを放ったが、成田和也にけん制された佐々木悠がイエローラインの上まで上がってきた。さらにその上の、バンク上部を通らされた松井だが、「がむしゃらでした」と4角手前からの下りで勢いを付けて成田に続いてゴールした。

 「見過ぎてうまく回せなかった。ラインとしてはいまいちだった」と反省は忘れていないが、敗退の危機をパワーで乗り越えたのは大きい。「自転車はダービー前に乗っていたものに換えました。ダービーからいじっていたけど、いい感じがでない」。乗り慣れた自転車に戻して、「ニュートラルがちょっと楽です」と、動きが見違えた。昨年もこの大会で決勝進出。東日本を南関で席巻すべく、今年もファイナルへと駒を進める。

 ▼9R(松井宏佑) 北井佑季の前で再び豪快捲り。9―3=12567。

 ▼8R(椎木尾拓哉) 「総力戦」の和田健太郎らが中四国ラインを狙えば、椎木尾が捲りを放つチャンスも出てくる。4―1=23568。

2予を2着で突破した松井宏佑

 

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