競輪

【佐世保競輪・FⅠ】S級初決勝の後藤悠は「体の使い方を思い出してきた」と復調気配

 後藤悠がS級点確保に大きく前進した。準決10Rは打鐘前に勢いよく抑えて先行すると、そのまま逃げ切り。「失敗。内を閉めたつもりだったが…」と自身の後位が競りになった点を反省しつつ、「初めてのS級決勝。今節がS級勝負駆けだったが、だいぶ点数を稼げた」と来々期のS級残留に望みをつなげた。

 前節の反省点を生かした。「函館GⅢで乗り方を変えたが失敗。悪い乗り方が分かったおかげで、良い乗り方が分かった。感じはいいですよ」。2019年7月に本デビュー。6節目の同9月に3連続完全Vで特別昇班。1、2班戦デビュー節でいきなり決勝進出するなど将来を渇望された存在だが、その決勝で歯車が狂った。「昇班直後の決勝で落車してから体の使い方がおかしくなってしまって…。だけど、今節試している乗り方のおかげで、デビュー当初の体の使い方を思い出してきた」と復調の兆しが見えた。

 最終日の12R決勝は佐藤一伸―近藤保の前で自力戦。主導権を渡さず、ラインから優勝者を出してみせる。

 ▼12R(近藤保) 後藤が先行すれば、佐藤の番手捲りが濃厚。3番手の近藤が好追から佐世保連続Vを決める。5―3―1247。

 ▼9R(泉慶輔) 2日目は素晴らしいタテ脚を繰り出した。磯島が主導権を奪えば、ライン3番手でも勝機は十分。2―4―157。
 

うれしいS級初決勝を決めた後藤悠
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