競輪

【久留米競輪・GⅢ開設記念】準決の後藤大輝は新山響平らを相手にダイキん星狙う

 後藤大輝が初のGⅢ決勝進出を目指す。2予10Rは打鐘で8番手から主導権を奪うと、ライン2車ながら果敢に先行して2着。「2車だから3番手は敵なので、緩めずに駆けた。最後は意地で捲られないように頑張った」。別線機動型の菅田壱道や渡邉雄太らに反撃の隙を与えず、番手の小川勇介とワンツーを決めてみせた。

 初日に続いて持ち味の先行力を発揮。「自分はこれでやってきているので。今回のメンバー相手に逃げてワンツーは自信になる」。ただ、後藤にとって準決からが本番だ。前検日に「前年以上の成績を求めていきたい」と語った。その昨年は準決で脇本雄太らを相手に真っ向勝負を挑んで5着だった。

 それから1年。今年は徹底先行型のSS新山響平らと相対する。「新山さん、そして取鳥雄吾さん、志田龍星さんが自力の相手ですが大金星を狙いますよ。大輝だけに? そうですね(笑)」。大一番を前にかなりの余裕っぷりを見せた。今の後藤ならば新山らを倒せるかもしれない。「今節の直前に太田海也さんからアンダーウェアをもらったんですよ。『念を込めておいた』と頂きました」。同期でパリ五輪金メダル候補の思いを胸に目標達成すべく、久留米バンクを駆け抜ける。▼11Rは後藤が最終主導権を奪って、番手吉本卓仁とワンツーを決める。2=4―3567。

 ▼7R(一戸康宏) 一戸が自力で戦うと思われたが、鈴木竜士が「自力で走りたい」と意欲十分で任せることに。鈴木竜のスピードを借りて抜け出す。4―123―12379。

太田海也から贈られたウェアを着る後藤大輝
「敵は己」の言葉を抱き準決11Rを戦う後藤大輝
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