競輪

【小倉競輪(ミッドナイト)FⅡ】誕生日の中川繁樹「経験値を生かせた」絶妙な先行策で本命を不発にする

<記者コラム・森川和也の追走一杯>

 準決8Rは、38歳の誕生日だった中川繁樹がテクニック先行で2着。人気の今野有樹に捲らせず、中井護と近畿ワンツーを完成させた。
 「今野君に脚を使わせようと思ったし、その通りに走れた。経験値を生かせましたね」。121期の若手・中山遼太郎を打鐘2角で叩いたが、中団捲りを狙う今野が巧みな追い上げで3番手をキープ。このまま普通に駆ければ今野の捲りを高確率で被弾する。それならばとイエローライン近くまで上昇。今野にバンクの内側を走らせて、反撃する脚力を狙い通りにそいだ。
 「誕生日にいいことがありましたね。年々、脚が落ちていくのは分かるけど、38歳まだまだ頑張りますよ」と会心のレースに上機嫌だった。▼決勝9Rは、2・2・2・1と隊列が細分化。脚力こそ劣れど、中川のクレバーな自力策は侮れない。5―3―1247、5―2―137。
▼7R(高比良豪)前を任せる徳吉正治に「無理はしなくていい」と伝えたが、徳吉は無理をしそうな雰囲気に見えた。3―125―125。

会心の先行勝負で2着に粘った中川繁樹

 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena