競輪

【久留米競輪・GⅢ開設記念】「いい報告がしたい」田尾駿介が亡き祖父に手向ける追い込み

 田尾駿介が祖父に捧げる走りを誓った。準決11Rは取鳥雄吾マークから直線で空いたコースを伸びて3着。優勝した昨年8月の京王閣以来のGⅢ決勝入りを果たした。

 今節の前に祖父が亡くなった。「家事都合で前回欠場したのは祖父が危篤だったからです。競輪エピソードはないですが、小さい頃からとてもかわいがってくれました」。涙腺を少し緩ませながら故人をしのんだ。

 準決については、「道中のスピードが違った。一番に『足りていないな』と感じた」と感触はあまり良くない。ただ、「2場所前からギアを換えて、それがかみ合っているかも。最近は練習や食生活を見直していて、気持ちの引き締めにつながった」と好材料もある。「おじいちゃんにいい報告がしたいですね」。祖父の墓前に優勝トロフィーを飾るべく、決勝は松浦悠士を目標に鋭脚を伸ばす。▼12Rは田尾の優勝に期待。6―1259―1259。

 ▼3R(田中大我) 渡邉雄太の実績が断然だが、調子は悪い。勝負圏から仕掛ければ勝機は十分ある。1―37―2437。

2度目のGⅢ制覇に挑む田尾駿介
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