競輪

【小倉競輪(ナイター)FⅠ】原田礼が差し切って昨年9月以来の予選1着も「アレが消えるまでは修行です」

報道陣に囲まれた原田礼が控えめに1着ポーズ

 開幕1Rは、地元の原田礼が突っ張り先行した長松大祐をこん身の追い込みで差し切った。勝利者インタビューだけでなく、その後の囲み取材でも「めっちゃ緊張した~」と絶叫。昨年9月豊橋(1、6、6着)以来となる初日勝利に「丸林(一孝)さんがSを取ってくれたし、ラインのみんなのおかげ」と体を震わせながら喜んだ。
 昨年2、6月の落車で左鎖骨を骨折。体のバランスが今でもうまく取れていないが、「それでも整体に行ったり、鏡を見ながら気をつけて練習したりして、少しずつ良くなってきた感じがする」と改善の兆しが見えてきた。

 ただ懸念材料もある。元気が戻ってきたことが災い?して、前回福井の最終日で先行逃げ切り。自力の決まり手が付いてしまったのだ。「やっちゃいましたねぇ。次の宇都宮で動くメンバーに組まれちゃうかもしれない。アレ(決まり手)が消えるまでは修行ですね」。そう話すまなざしは〝無理ゲー〟をどうにかして攻略しようとする少年のように輝いていた。

 

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