【小倉競輪（ナイター）FⅠ】青柳靖起が連夜の好走で優出成功も「なかなか気持ちが持たないんですよ」

　S級準決10Rは、初日にHS捲りで10秒9のハイラップを叩き出した青柳靖起がまたまた好走。HS叩き先行で2着に粘り、今期3度目の優出に成功した。

　打鐘前に叩かれた久米康平がペース先行に入れようとするところを、強引に反撃した。「いつもなら絶対に仕掛けずに待っているけど、あそこで行けば（山口）敦也さんは優出できると思ったし、自分も3、4、5着争いはできるかなって」。結果は岩津裕介の直線強襲を受けたものの、山口には差させず2着。前回から中3日の追加配分だったが、前検前日に小倉ドームで練習。その成果をしっかりと出した。

　報道陣から「あんなに強いなら、いつもあのレースをすればいいのに」と冷やかされると、「自分でも分かっている。でも、なかなか気持ちが持たないんですよね」と弁明。もう一段階、上を目指すためのポイントは十分に理解している様子だった。